小麦づくり体験 2021.05.23

会発足のきっかけとなりました「いちのみや市100周年市民チャレンジ事業」の“一宮たまり醤油プロジェクト”を期に、2021年に栽培した小麦(南部小麦)をご紹介いたします。

 

はじめての小麦栽培で、完全無農薬で進めました。病気や鳥害など、心配ごとが多かったですが、冬の時期の成長ということもあり、思いのほかスクスク育って沢山の収穫ができました。

 

ちょっとの間、忙しくて畑を見る時間が無かったのですが、ある日突然グングン育ち、穂がたわわに実っているのを見てとても驚きました。

 

この小麦は、たまり醤油の「醤油麹」の原材料として使用。煎ったふっくらした小麦のひとつ粒ひと粒がお醤油の隠し味として役立っています。


● 10月の終わりからスタート。初めて畑を耕しますが、畝の大きさも長さもバラバラで、クネクネになっています。初めてのことですので、それもご愛敬。土の状態は結構良さそうな感じでした。


● 年を越すまでは寒さのせいか、あまり成長しませんでした。少し心配していたら2月末くらいからグングン育ってきてちょっとビックリ。このタイミングで「麦踏み」を行い、しっかり踏んで土に定着させました。


● 4月初頭、小麦に高さが出てきたので、土寄せを行いました。ここで失敗したのが、畝の間隔が狭すぎて、土が沢山寄せられなかった点です。あと土が湿っていたので、土を寄せるのに重くてとても大変でした。苦笑



● 土寄せから1ヶ月経った5月、腰くらいまで育つと穂しっかり実ってきました。鳥の被害が心配でしたので「赤銀テープ」なるものを張りました。遠目から見ても視覚的にキラキラした単なるテープです。


● 5月半ばから黄金色に変化してきて、梅雨に入る前の5月末、刈り取り作業を行いました。見た目はしっかり実っている感じでしたが、若干水分が残っていたようで、刈り取りは少し早かったのかもしれません。


● 子どもたちにもできることは手伝ってもらいました。鎌を使う作業は初めてのことで、大人が見ていて危なっかしい時もありましたが、最後はスイスイ、ひとりで小麦を刈っていました。



● 10月末から5月末までの7ヶ月分の小麦の成長を記録してみました。


● 稲刈り用のバインダーという機械を使って刈り取りました。やっぱり楽チン!